有耶無耶の境界

作詞・作曲・アレンジ:FMIC7743/渦音P
歌唱:ボーカル:渦音ヒトvs歌手音ピコ [Haunted-United-Procedure]
「ありやなしやのさかい」と読みます。BPMは180です。
「有耶無耶の境界」 / 「終わらない夏の謌」 / 「かんなぎやま」

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FMIC7743 · 有耶無耶の境界

「概念連謌の共鳴神話学」(BOOTHへのリンクです)

ちょっとまってね

歌詞

類は友を呼ぶなどと言うけれど
似ているように見えて案外違うものさ
たとえ未踏の地ではなく、先駆者がいたとして(だとしても)
立ち止まるか退くか進むかを決めるのはおれたち/我々

いままで散々悪路を踏破してきたが
数多の死亡フラグを踏み倒してここにいる
「九死一生だ」
「猫に九生さ」
「おれたちは人間だが?」

裏表あるのが人間 有耶無耶にしていこうな
極限状態如きでは本性など図れない
人が何かを愛することに理由などが必要か?
おまえらはそうだろう、清く正しい正常性愛者[ノーモフィリア]共め

悪童世に憚るなどと言うけど
清濁併せ呑むくらいが丁度いいのさ
道を踏み外さずにここまで来れたのは
我々/おれたちがただひたすら運が良かっただけだ

正しい道がすべて正解とは限らない
足踏みも回り道も旅の醍醐味だ
「などと言いつつも」
「もしや迷子では?」
「たまにはそんなこともあるさ」

裏表あるのが人間 有耶無耶にしていこうな
1から10まで他人に晒す必要など無いだろう?
人は誰もが秘密のひとつやふたつあるものさ
お前たちもそうだろう、観客を気取る出歯亀[ピーピング・トム]共め

人はどこかで誰もが過ちを犯すもの
白黒はっきり決めないほうが良いこともあるのさ
「折り合いをつけて」
「やっていきましょう」
「「それでこそおれたち/我々だな!」」

有耶無耶にできないことも 時にはあるのが人間
理解できないとしても、所詮は他人だとしても、
それでも並び立つもの
人が誰かを信じることに理屈などが必要か?
おれたち/我々の決めた道だ、野次馬[ギャラリー]共には関係ないことさ

旅は道連れとはよく言ったもの
ある夏に山奥で出会ったその人は自らを[かんなぎ]と名乗る謎の青年
極めて胡散臭い男だけれど「悪い人じゃない」と、直感的に思った

登場人とか物紹介

私自身忘れがちなので呼称表を作りました。

一人称 互いをどう呼ぶか 二人称 RUINS
類家新太 おれ 悪戸 おまえ・あなた等 -
RUI お前(めえ) おれたちRUINS
悪戸兼子 自分 るいけ お前・貴方等 -
insc 拙者 ルイ氏 我々RUINS

補遺

元々は「1st-1gnition」同様に"青年と少女のシリーズとは無関係に書いていた"曲です。
より正確に言うと「廃墟探索ブログRUINSのテーマ」として書いていた一人称視点×2の曲なんですが、RUINS組がシリーズ最終回に出演することになったので"後編"に繋がるように若干書き直しました

コンセプトは「音ゲーのボス曲」。なのでBPM180で、中盤に胡乱怪奇硬核地帯が挟まっています。
作中世界では我々のよく知る音ゲーではなく別な会社の別なゲームが稼働していますが、そこにも"BPM180のボス"が収録されているんですね。
「倍取りで実質360でござるね」

Q.「正常性愛者共め」とのたまうぐらいなのだから特殊な性癖があるんですか?
A.はい。