ラストリゾート・ロングバケーション

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ラストリゾート・ロングバケーション singleEP（BOOTHへのリンクです）

歌詞

「此の夜はすべてが夢幻、明けることのない極夜の薄明。されど、さめやらぬ夢があるのなら」

ここは愉快な夢の国
とっても不思議で楽しいよ
いつでも楽しい夢の国
誰もがみんな踊りだす

今日もこどもたちの夢を背に乗せて
くるくるとまわる回転木馬
夏の日射し鮮やかに思い出を焼き付けて
ここでは誰もが現実を忘れる

夕闇は深く、喧騒は遠く
パレードを見下ろす観覧車のゴンドラ
夜景が照らす二人だけの世界
「この時間《とき》がずっと続けばいいのにな」

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極彩の蝶に誘《いざな》われるまま夢の国を彷徨う乙女
夏の日射し鮮やかな常夏の国を虚飾華やかに織り交ぜて彩る
　「あの人がいないの」
残照は深く、現実は遠く
錦を織り成すAlf Laylah wa Laylah《アルフ・ライラ・ワ・ライラ》
経緯を絡げて綴られる幻想
お望みのまま、色を重ねましょう

【Collige, virgo, rosas《集めよ、乙女よ、薔薇の蕾を》】
密やかに希《こいねが》う彷徨える乙女よ
貴女の願いを叶えてみせましょう
たとえそれが破滅を招くものだとしても

在りし夏の日の記憶を留めて錆びついて軋む回転木馬
黄昏刻、空も海も紅く染めあげて
砂上の楼閣、常夜に蝶が舞う

宵闇は深く、想い出は遠く
彼岸此岸の間《あわい》で乙女よ踊れ
踵踏み鳴らして、髪を振り乱し、叫声をあげて、狂乱と共に

夕闇は深く、喧騒は遠く――

幻想を綴るAlf Laylah wa Laylah
終わらない悪夢《ゆめ》は無いのだから

あらすじ・登場人とか物紹介

高校最後の夏休み、閉園が決まった遊園地に思い出を作りに行こう！
「信頼できない語り部」容貌可変・現実歪曲の概念存在。さまざまな事象を「物語」として語るもの。今回も引き続き構造色の髪に玉虫色の瞳の青年の姿をしている。
廃遊園地に縛られる少女の物語/記憶に干渉し、繰り返される記憶を昇華して結果的に成仏させた。頽廃異界遊園地ゟ《より》。

・木月十八子（きづき とわこ）
高校3年生
・井町緑朗（いまち　ろくろう）
高校3年生　誕生日の関係で十八子より年下
・ワンダードリームランド
海に面したリゾートホテルつき遊園地。国道沿いにあり、車でのアクセスも良好。名物はつり橋で繋がっている「夢の浮島」（浮島と名がついているが実際は埋立地）に建つ海上観覧車。詳しく
・遊園地のマスコットキャラ
うさぎの女の子「ミンちゃん」とひつじの男の子「スイくん」

・便宜上信頼できない語り部と呼ばれるもの
正体不明の胡乱存在。容貌可変存在だが便宜上「黒髪ロン毛黒目にロングコート」として描画されている。